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伝える力と読む力
学生がやってきて、「先生、CD入らないんですけどぉ…」
そう言われて何のことかわからず、「自習室PCのCDドライブ壊れてるの?」と聞くと、
「違う、USB」と答えるので、
「?・・・USBが認識しないの?」と聞くと
「CDがUSBに入らないの…」
結局学生は自分の買ってきたCDをUSBメモリスティックに入れたいということだった。
おそらくUSBミュージックプレーヤーにmp3音源として入れたいようで、大学の自習室PCでそれができないのかという質問のようだ。
大学の自習室PCではセキュリティ上そういったことは出来ないことを説明し、自宅のPCでやりなさい。と伝えた。
こちらが、相手の意図する質問内容を把握するためのかなりの努力をしないといけない。
伝えるための表現力が少なすぎるのだ。
言語というものは、時代が変わるに連れて長い年月をかけて変わっていくものですが、こういった言語の変化とは明らかに違い、語彙力の低下による伝達能力の低下です。
日本の大学生全般に言えることですが、書く力はもとより言葉で表現する力が低下しています。
日常生活で長文を読むということ自体が少なくなっています。レポート課題はインターネットで調べればピンポイントで解答が得られ、何冊も参考文献を読むということも少なくなっています。
文章を読むということは、その文章から得られる直接的な知識だけではなく、日頃自分では使わない表現方法を自分の頭の中にインプットできるチャンスです。これは、教科書や参考文献だけではなく、小説を読んだ時にも様々な表現方法が自然と身についてくるものです。
気のあった友人だけと話すのではなく、世代を超えていろんな人と話すこと。これが本当に大事です。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

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