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ケータイは悪者なのか…②
「ネット安全安心全国推進フォーラム」の中の「携帯電話のメリット、便利なことは? 」という質問の中で、ある学生が、
『電話とメールが便利。話し下手な人でもメールだと普段見えない感情表現が見えるようになるので、コミュニケーションの上で大事。』
というように答えています。
これは、対面が一番相手の感情が理解できると思っている大人とは少し違った感覚ですね。

「コミュニケーション力」に対する尺度がある年齢層から違ってきているんだと思います。
対面でのコミュニケーションは確かに生きていくうえでは一番大切なものですが、これから社会を担っていく若者たちは、ケータイという新しいコミュニケーションツールを使いこなし、対面でのコミュニケーション不足を補い、われわれ以上に相互理解し合える社会を作っていく可能性を秘めているのかもしれません。

いつの時代も新しいメディアが社会に登場し、子どもたちに広がり始め、何か問題が起こると学校は「禁止」という安易な方向に流れます。
テレビ、ラジオの深夜放送、ウォークマン、ポケベル、そしてケータイ。
これらのメディアを「禁止」してきた学校の教員たちは、それらのメディアを本当に理解して「禁止」ということになっていたのでしょうか。

ポケベル以降の通信メディアは特に若者たちには広く支持され、大人たち以上にうまく使いこなしているのも事実です。
しかしながら、「いじめ」や「犯罪」の温床になっていることも残念ながら事実であり、これらの原因を作っているのは大人たちです。
ネット上での「子ども同士」のいじめを引き起こしているのも、このような事態になるまで、危険性があるという認識がなく、モラル教育がしっかりとできていなかったのも原因の1つです。

親が子どもにケータイを持たせようと考えるとき、ケータイは「子どもを管理するための道具」としてとらえていることが多いですが、子どもにとっては「親の束縛から逃れるための道具」として捕らえている子どもがほとんどではないでしょうか。
親が、ケータイという通信メディアについて、その利便性と危険性そしてモラルについてしっかりと指導することができれば、もう少し違ってくるのかもしれません。


東大阪大学・東大阪大短期大学部
東大阪大学情報教育センター

太田研究室

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| ケータイ | 06:46 PM | comments (x) | trackback (x) |
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